もふもふ夢日記

日々感じたことの雑記

すみっコのこと

私は陰ながらすみっコぐらしを応援してきた。初登場からずっとだ。

当時はグッズを置いている店も少なく、また、置いてあっても小規模であってりして、本当に隅っこの存在に見えた。

私は初めてすみっコぐらしを見たとき、「可愛いからメジャーになって欲しいけど、設定がネガティブだから子供に受けないだろうし、すぐにいなくなっちゃうかもしれないな」と思った。

実際、初登場から数年はお店の隅っこの存在で、他のメジャーなキャラクターに比べて狭いスペースで展開していたし、目立たなかった。店によってはすみっコぐらしのグッズ自体置いていなかった。そのため、すみっコぐらしの新しいグッズが出るたびに、ああよかったまだ居る、と嬉しく思った。

そして今年の夏頃、Sun-xチャンネルですみっコぐらしの映画化を知った。

はっきり言って、喋らない彼らが映画の尺を持たせることができるのだろうかと心配になったが、動画の中で動いているすみっコたちには素直に感動した。

しかし、問題なのは、明らかに子供向けの映画であることだった。

多分、大人の自分が一人で観に行くようなものではないし、無理に観に行くほどではないなと感じ、DVDやブルーレイ、もしくはアニメのチャンネルで放送される時まで待とうと思った。

そして映画公開。

映画を観に行かないと決めたまでは良いが、気にはなっていたのでSNSやレビューはチェックしていた。

すると、公開後の映画サイトのレビューが異様に良かった。

もちろん、とても気になった。

観に行かないと決めた心は揺れたが、やはり大人が一人で観に行く勇気はなかった。

けれどもツイッターでトレンドに入り話題になったことから、興味本位で観に行く人も増えていると知った。

私はなんとなくネットで近場の劇場を調べた。そしてチケット予約の画面を見ると、平日なのに予約だけで席が全て埋まっている回もあった。

何が起こっているのだろうかと思った。

もしかしたら、大人がソロで行っても許される雰囲気なのかもしれないと感じた。

チケットを予約し、実際に行ってみると、大人一人で来ている人はたくさんおり、私はそこに紛れる形で映画を観ることができた。もし話題になっていなかったら、行くことはなかっただろう。

話題ってすごい。

そして話題になってくれてありがとう。

 

映画の内容はすでにたくさんのSNSやレビューで評価されている通りだった。

観ることができてよかった。